単語

あ行

漢字 かな 意味
能う あたう できる。 宣州の謝朓樓にて…
非ず あらず 違う 山中問答, 清平調詞
暗香 あんこう どこからともなくただよってくる芳香。 梅花
暗に あんに それとなく。 春夜洛城に笛を聞く

漢字 かな 意味
衣冠 いかん 服装。 金陵の鳳凰台に登る
衣裳 いしょう 服装。 清平調詞
厭う いとう いやに思う。 独り敬亭山に坐す
逸興 いっきょう 宣州の謝朓樓にて…
出づ いづ でる。 鳥鳴澗, 天門山を望む
隠者 いんじゃ 隠士。 隠者を尋ねて遇わず

漢字 かな 意味
疑うらくは うたがう(ふ)らくは 恐らくは。推測するに。多分。 静夜思, 廬山の瀑布を望む
愁える・憂える うれえる 嘆き悲しむ。 金陵の鳳凰台に登る, 宣州の謝朓樓にて…, 秋浦の歌
鬱金香 うっこんこう チューリップ 客中の作

漢字 かな 意味
おう 男の老人。 江雪
蔽う・覆う おおう かぶせる 金陵の鳳凰台に登る
落つ おつ 落ちる 春暁, 鳥鳴澗, 廬山の瀑布を望む, 金陵の鳳凰台に登る
帯びる おびる 持つ 清平調詞

か行

漢字 かな 意味
還る・帰る かえる 帰る 早に白帝城を発す
客愁 かくしゅう 旅行中の物思い。 建徳江に宿す
形・容・貌 かたち 清平調詞
可憐 かれん かわいい 清平調詞
かん 手摺り。橋・階段などで,歩く人がつかまるように取り付けた柵 清平調詞
鸛鵲楼 かんじゃくろう 鸛鵲楼に登る
峨眉山 がびさん 峨眉山月の歌

漢字 かな 意味
来たる きたる くる。 梅花
九天 きゅうてん 天の高い所。 廬山の瀑布を望む
岐路 きろ わかれ道。 行路難し
金陵 きんりょう 金陵の鳳凰台に登る
玉盤 ぎょくばん 皿の美称。 行路難し

漢字 かな 意味
桂花 けいか モクセイ 鳥鳴澗
軽舟 けいしゅう 速く軽やかに走る小舟。 早に白帝城を発す
傾国 けいこく 王がその色香に迷い国を滅ぼすほどの美女。 清平調詞
月光 げっこう 月のひかり 静夜思
建徳江 けんとくこう 建徳江に宿す

漢字 かな 意味
首・頭 こ(か)うべ あたま 静夜思
請う こう 願い 金陵の酒肆にて留別す
江陵 こうりょう 早に白帝城を発す
広陵 こうりょう 黄鶴楼にて孟浩然…, 史郎中欽と黄鶴楼上…
香炉 こうろ 廬山の瀑布を望む
行路 こうろ 世に処すること 行路難し
黄鶴楼 こうかくろう 黄鶴楼にて孟浩然…
黄河 こうが 行路難し, 鸛鵲楼に登る
孤雲 こうん 片雲。 独り敬亭山に坐す
故園 こえん ふるさと 春夜洛城に笛を聞く
此処・此所・是・爰・茲 ここ ここ 友人を送る
孤舟 こしゅう ただ一艘浮かんでいる舟。 江雪
琥珀 こはく 客中の作
孤帆 こはん 一艘だけ浮かんでいる帆かけ船。 黄鶴楼にて孟浩然…, 天門山を望む
細やか・濃やか こまやか 色の濃いさま。 清平調詞
是れ これ これ 静夜思, 廬山の瀑布を望む, 梅花

さ行

漢字 かな 意味
彩雲 さいうん 縁が美しくいろどられた雲。 早に白帝城を発す
杯・觴 さかずき 酒を注いで飲む小さな器。 行路難し, 宣州の謝朓樓にて…, 金陵の酒肆にて留別す
蓑笠 さりゅう 蓑を着て笠をかぶること。 江雪
山月 さんげつ 山にかかった月。 静夜思
山中 さんちゅう 山のなか。 隠者を尋ねて遇わず
山鳥 さんちょう 山にすむ鳥。 鳥鳴澗
三峽 さんきょう 峨眉山月の歌

漢字 かな 意味
紫煙 しえん 紫色のけむり。 廬山の瀑布を望む
四顧 しこ 四方を見回す 行路難し
閑か しずか 静か 鳥鳴澗
使む しむ 使役、させる。 金陵の鳳凰台に登る
しも 水蒸気が地面に氷の結晶 静夜思
酒肆 しゅし 酒屋。酒店。 金陵の酒肆にて留別す
秋雁 しゅうがん 秋に渡ってくる雁。 宣州の謝朓樓にて…
秋霜 しゅうそう 秋の霜。 秋浦の歌
春暁 しゅんぎょう 春の夜明け方。 春暁
春眠 しゅんみん 春の夜や明け方の,心地よい眠り 春暁
春山 しゅんざん 春の季節の山。 鳥鳴澗
春夜 しゅんや 春の夜 春夜洛城に笛を聞く
牀・床 しょう ねどこ【寝床】 静夜思
しょう 足あと。 江雪
生ずる しょうずる 生える。 廬山の瀑布を望む
新粧 しんそう 新しいよそおい 清平調詞
辞する じする 退出する。 早に白帝城を発す, 黄鶴楼にて孟浩然…

漢字 かな 意味
総て・全て すべて 金陵の鳳凰台に登る
棲む・栖む・住む すむ 山中問答

漢字 かな 意味
静夜 せいや 静かな夜。 静夜思
青山 せいざん 青い山 天門山を望む, 友人を送る
青天 せいてん 青い天 金陵の鳳凰台に登る, 宣州の謝朓樓にて…
千山 せんざん 多くの山々。 江雪
遷客 せんかく 罪によって遠くに流された人。 史郎中欽と黄鶴楼上…

漢字 かな 意味
滄海 そうかい あおい海 行路難し

た行

漢字 かな 意味
他郷 たきょう 客中の作
忽ち たちまち 急に。 汪倫に贈る, 行路難し
垂れる・低れる たれる 下にさげる 静夜思, 建徳江に宿す, 行路難し

漢字 かな 意味
長江 ちょうこう 黄鶴楼にて孟浩然…
長安 ちょうあん 金陵の鳳凰台に登る, 史郎中欽と黄鶴楼上…
長風 ちょうふう 遠くから吹いて来る風。 宣州の謝朓樓にて…, 行路難し
直下 ちょっか まっすぐ下りること。 廬山の瀑布を望む
珍羞 ちんしゅう 珍しい料理 行路難し

漢字 かな 意味
尽きる つきる 終わる 鸛鵲楼に登る, 早に白帝城を発す, 黄鶴楼にて孟浩然…, 独り敬亭山に坐す
早に・夙に つとに 朝早く 早に白帝城を発す
つゆ 結露 清平調詞

漢字 かな 意味
啼鳥 ていちょう 鳴く鳥。さえずる鳥。 春暁
天際 てんさい 空の果て。 黄鶴楼にて孟浩然…
天門山 てんもんざん 天門山を望む

漢字 かな 意味
踏歌 とうか 足で地を踏み鳴らす歌舞。 汪倫に贈る
俱に・共に ともに 一緒に 宣州の謝朓樓にて…
童子 どうじ 子供 隠者を尋ねて遇わず

な行

漢字 かな 意味
半ば・中ば なかば ほとんど。 金陵の鳳凰台に登る
啼く・鳴く なく 鳴く 早に白帝城を発す
為す なす なる 友人を送る
嘗める なめる 少量ずつ味わいながら飲む。 金陵の酒肆にて留別す

漢字 かな 意味
日辺 にっぺん 太陽のあたり。 天門山を望む, 行路難し

は行

漢字 かな 意味
白日 はくじつ 明るく輝く太陽。 鸛鵲楼に登る
白帝城 はくていじょう 早に白帝城を発す
白鷺 はくろ 金陵の鳳凰台に登る
発する はっする 出発する 早に白帝城を発す, 峨眉山月の歌
梅花 ばいか 梅の花 梅花, 史郎中欽と黄鶴楼上…
瀑布 ばくふ 廬山の瀑布を望む

漢字 かな 意味
美酒 びしゅ うまい酒 客中の作
独り ひとり 他人の助けがないこと 梅花, 江雪, 独り敬亭山に坐す

漢字 かな 意味
浮雲 ふうん うきぐも。 金陵の鳳凰台に登る, 友人を送る
振く・揮く ふく 振る 友人を送る

漢字 かな 意味
碧山 へきざん 青い山 黄鶴楼にて孟浩然…, 山中問答
扁舟 へんしゅう 小さい舟 宣州の謝朓樓にて…
別意 べつい  別れる時の悲しい気持ち。 金陵の酒肆にて留別す

漢字 かな 意味
鳳凰 ほうおう 想像上の瑞鳥 金陵の鳳凰台に登る
蓬萊 ほうらい 宣州の謝朓樓にて…
欲する ほっする …をしたいと思う。 鸛鵲楼に登る, 汪倫に贈る, 宣州の謝朓樓にて…, 行路難し
北郭 ほっかく 町の北 友人を送る
茫然 ぼうぜん ぼんやり 行路難し

ま行

漢字 かな 意味
将に・正に まさに ちょうど。 汪倫に贈る
廻る・回る まわる 回る 天門山を望む

漢字 かな 意味
明朝 みょうちょう あすの朝 宣州の謝朓樓にて…
看る・見る みる 見る 静夜思

漢字 かな 意味
明月 めいげつ 輝く月 宣州の謝朓樓にて…
明鏡 めいきょう くもりのない鏡 秋浦の歌
繞る めぐる まわりを取り囲む 友人を送る

漢字 かな 意味
以て もって …で。 宣州の謝朓樓にて…
若し もし 清平調詞

や行

漢字 かな 意味
夜来 やらい 昨夜以来。 春暁

漢字 かな 意味
幽径 ゆうけい 奥深いこみち。 金陵の鳳凰台に登る
遊子 ゆうし 旅人。 友人を送る
征く ゆく to conquer 友人を送る
渝州 ゆしゅう 峨眉山月の歌

漢字 かな 意味
われ 山中問答
酔う よう 客中の作
揚州 ようしゅう 黄鶴楼にて孟浩然…
窅然 ようぜん 奥深いさま 山中問答
瑶台 ようだい 美しい御殿。 清平調詞
能く・良く よく よく 金陵の鳳凰台に登る
横たわる よこたわる 水平に広がっている 友人を送る
喚びる よびる 呼ぶ 金陵の酒肆にて留別す
依る・倚る よる 鸛鵲楼に登る, 清平調詞

ら行

漢字 かな 意味
落日 らくじつ 落陽 友人を送る
蘭陵 らんりょう 客中の作
欄干・欄杆・闌干 らんかん 手摺り。橋・階段などで,歩く人がつかまるように取り付けた柵 清平調詞

漢字 かな 意味
弄する ろうする もてあそぶ。 宣州の謝朓樓にて…
露華 ろか 美しい露。 清平調詞
廬山 ろざん 廬山の瀑布を望む

わ行