漢詩

白文、書き下し文、典籍

宣州の謝朓樓にて校書叔雲に餞別す(宣州謝朓樓餞別校書叔雲)

書き下し文

我を棄て去る者は、昨日の日にして留むべからず、

我が心を乱す者は、今日の日にして煩憂多し。

長風は萬里、秋雁を送り、

此に対して、以て高楼に酣なるべし。

蓬莱の文章、建安の骨、

中間の小謝、又た清發。

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2023/08/27
金陵の鳳凰台に登る(登金陵鳳凰臺)

書き下し文

鳳凰台上 鳳凰 遊び、

鳳去り 台空しくして 江自ら流る。

呉宮の花草は幽径に埋もれ、

晋代の衣冠は古丘と成る。

三山 半ば落つ 青天の外、

一水 中分す 白鷺洲。

総て浮雲の能く日を蔽うが為に、

長安は見えず、人をして愁え使む。

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2023/08/26
汪倫に贈る(贈汪倫)

書き下し文

李白、舟に乗って、将に行かんと欲す。

忽ち聞く、岸上、踏歌の声。

桃花潭水、深さ千尺、

及ばず、汪倫が我を送るの情に。

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2023/08/22
天門山を望む(望天門山)

書き下し文

天門中断して、楚江開き、

碧水東流して、直北1に廻る。

両岸の青山、相対して出で、

孤帆一片、日辺より来る。

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2023/08/20
春夜洛城に笛を聞く(春夜洛城聞笛)

書き下し文

誰が家1の玉笛か?暗に声を飛ばす。

散じて春風に入りて、洛城に満つ。

此の夜、曲中、折柳を聞く。

何人か故園の情を起こさざらん。

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2023/08/19
黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る(黄鶴楼送孟浩然之広陵)

書き下し文

故人、西のかた黄鶴楼を辞し

煙花、三月、揚州に下る

孤帆の遠影、碧山1に尽き

唯だ見る、長江の天際に流るる2

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2023/08/14
廬山の瀑布を望む(望廬山瀑布)

書き下し文

日は香炉を照らし紫煙生ず

遥かに看る、瀑布の長川に挂くるを

飛流 直下 三千尺

疑うらくは是れ、銀河の九天より落つるかと

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2023/08/12
早に白帝城を発す(早発白帝城)

書き下し文

朝に辞す 白帝彩雲の間

千里の江陵 一日にして還る

両岸の猿声 啼いて尽きざるに1

軽舟 已に過ぐ 万重の山

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2023/08/11
建徳江に宿す(宿建徳江)

書き下し文

舟を移して、煙渚に泊し

日暮、客愁新たなり

野は曠くして、天は樹に低れ

江は清くして、月は人に近し

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2023/08/11
鳥鳴澗

書き下し文

人閑かにして、桂花落ち

夜静かにして、春山空し

月出でて、山鳥を驚かし

時に鳴く、春澗の中に

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2023/08/08