書き下し文
日は香炉を照らし紫煙生ず
遥かに看る、瀑布の長川に挂くるを
飛流 直下 三千尺
疑うらくは是れ、銀河の九天より落つるかと
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2023/08/12
書き下し文
朝に辞す 白帝彩雲の間
千里の江陵 一日にして還る
両岸の猿声 啼いて尽きざるに
軽舟 已に過ぐ 万重の山
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2023/08/11
書き下し文
舟を移して、煙渚に泊し
日暮、客愁新たなり
野は曠くして、天は樹に低れ
江は清くして、月は人に近し
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2023/08/11
書き下し文
人閑かにして、桂花落ち
夜静かにして、春山空し
月出でて、山鳥を驚かし
時に鳴く、春澗の中に
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2023/08/08
書き下し文
千山、鳥飛ぶこと絶え
万径、人蹤滅す
孤舟、蓑笠の翁
独り釣る、寒江の雪に
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2023/08/08
書き下し文
松下、童子に問えば、
言う「師は薬を採りに去る」と。
只だ、此の山中に在らんも、
雲深くして、処を知らず。
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2023/08/07
書き下し文
白日、山に依って尽き、
黄河、海に入って流る。
千里の目を窮めんと欲し、
更に上る一層の楼。
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2023/08/06
書き下し文
牆角、数枝の梅、
寒を凌いで、独り自ら開く。
遙かに知る、是れ雪ならずと、
暗香の来たる有るが為なり。
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2023/08/06
書き下し文
春眠、暁を覚えず、
処処に、啼鳥を聞く。
夜来風雨の声、
花落つること知る、多少。
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2023/08/06
書き下し文
牀前、月光を看る、
疑うらくは、是れ、地上の霜かと。
頭を挙げて、山月を望み、
頭を低れて、故郷を思う。
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2023/08/06