書き下し文
青山、北郭に横たわり、
白水、東城を遶る1。
この地、一たび別れを為し、
孤蓬万里に征く。
浮雲、遊子の意、
落日、故人の情。
手を揮いて、茲より去れば、
肅肅として班馬鳴く。
訓読文
送(おく)[二]ル友(ゆう)人(じん)[一]ヲ
李(り)白(はく)
青(せい)山(ざん)橫(よこ)[二]タハリ北(ほっ)郭(かく)[一]ニ,
白(はく)水(すい)遶(めぐ)[二]ル東(とう)城(じょう)[一]ヲ。
此(こ)ノ地(ち)一(ひと)タビ為(な)[レ]シ別(わか)レヲ,
孤(こ)蓬(ほう)萬(ばん)里(り)ニ征(ゆ)ク。
浮(ふ)雲(うん)遊(ゆう)子(し)ノ意(い),
落(らく)日(じつ)故(こ)人(じん)ノ情(じょう)。
揮(ふる)[レ]ヒテ手(て)ヲ自(よ)[レ]リ茲(ここ)去(さ)レバ,
蕭(しょう)蕭(しょう)トシテ班(はん)馬(ば)鳴(な)ク。
典籍
李太白文集 (清)王琦琢輯註
参考資料
- くらすらん - 国語(古文・漢文・現代文)と語学の関連情報・関連書籍を紹介するブログ nbataro.blog.fc2.com
- 李太白文集 (清)王琦琢輯註(中国語) ctext.org
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繞る ↩︎