董大に別る

書き下し文

十里の黄雲、白日曛し

北風、雁を吹いて、雪紛紛

愁ふる莫かれ、前路、知己無きを

天下誰人か君を識らざらん

訓読文

別(わか)ル[二]董(とう)大(だい)ニ[一]

高(こう)適(せき)

十(じゅう)里(り)ノ黄(こう)雲(うん)白(はく)日(じつ)曛(くら)シ,

北(ほく)風(ふう)吹(ふ)イテ[レ]鴈(かり)ヲ雪(ゆき)紛(ふん)紛(ぷん)。

莫(な)カレ[レ]愁(うれ)フル前(ぜん)路(ろ)無(な)キヲ[二]知(ち)己(き)[一],

天(てん)下(か)誰(たれ)人(ひと)カ不(ざ)[レ]ラン識(し)ラ[レ]君(きみ)ヲ。

典籍

高常侍集 《四部叢刊初編》景上海涵芬樓藏明活字本

参考資料

  • くらすらん - 国語(古文・漢文・現代文)と語学の関連情報・関連書籍を紹介するブログ nbataro.blog.fc2.com
  • 高常侍集 《四部叢刊初編》景上海涵芬樓藏明活字本 (中国語) ctext.org