竹石

書き下し文

青山に、咬み定めて、放鬆せず,

根を立たせるは、原より、破岩の中に在り。

千磨萬撃すれども、還お、堅勁にして,

爾の東西南北の風に任す。

訓読文

竹(たけ)石(いし)

鄭(てい)燮(しょう)

咬(か)ミ[二]定(さだ)メテ[三]青(せい)山(ざん)ニ[一]不(ず)[二]放(ほう)鬆(しょう)[一]セ,

立(た)タセルハ[レ]根(ね)ヲ原(もと)ヨリ在(あ)リ[二]破(は)岩(がん)ノ中(なか)ニ[一]。

千(せん)磨(ま)萬(ばん)撃(げき)スレドモ還(な)ホ堅(けん)勁(けい)ニシテ,

任(まか)ス[二]爾(そ)ノ東(とう)西(ざい)南(なん)北(ぼく)ノ風(かぜ)ニ[一]。

典籍

板橋集

参考資料