書き下し文

春眠、暁を覚えず、

処処に、啼鳥を聞く。

夜来風雨の声1

花落つること知る2、多少。

訓読文

春(しゅん)暁(ぎょう)

孟(もう)浩(こう)然(ねん)

春(しゅん)眠(みん)不(ず)[レ]覚(おぼ)[レ]エ暁(あかつき)ヲ,

處(しょ)處(しょ)ニ聞(き)[二]ク啼(てい)鳥(ちょう)[一]ヲ。

夜(や)来(らい)風(ふう)雨(う)ノ聲(こえ),

花(はな)落(お)ツルコト知(し)ル多(た)少(しょう)。

典籍

孟襄陽集 (明)毛晋

参考資料


  1. 「昨夜の風を知ると欲す」ともする。 ↩︎

  2. 「無し」ともする。 ↩︎