書き下し文
古自り秋に逢って 寂寥を悲しむ
我は言う 秋日 春朝に勝ると
晴空1一鶴 雲を排して上る
便ち 詩情を引いて 碧霄に到る
訓読文
秋(しゅう)詞(し)
劉(りゅう)禹(う)錫(しゃく)
自(よ)リ[レ]古(いにしえ)逢(あ)ウテ[レ]秋(あき)ニ悲(かな)シム[二]寂(せき)寥(りょう)ヲ[一],
我(われ)ハ言(い)フ秋(しゅう)日(じつ)勝(まさ)[二]ルト春(しゅん)朝(ちょう)ニ[一]。
晴(せい)空(くう)一(いっ)鶴(かく)排(はい)シテ[レ]雲(くも)ヲ上(のぼ)ル,
便(すなわ)チ引(ひ)イテ[二]詩(し)情(じょう)ヲ[一]到(いた)ル[二]碧(へき)霄(しょう)[一]ニ。
典籍
御定全唐詩 (《摛藻堂四庫全書薈要》本)
参考資料
- 公益社団法人 関西吟詩文化協会 www.kangin.or.jp
- 御定全唐詩 (《摛藻堂四庫全書薈要》本)(中国語) ctext.org
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「横空」ともする。 ↩︎