書き下し文

洛陽城裏 秋風を見る

家書1を作らんと欲して 意 万重

復恐る匆匆 説きて尽くさざるを

行人発するに臨んで 又封を開く

訓読文

秋(しゅう)思(し)

張(ちょう)籍(せき)

洛(らく)陽(よう)城(じょう)裏(り)見(み)ル[二]秋(しゅう)風(ふう)ヲ[一],

欲(ほっ)シテ[レ]作(つく)[二]ラント家(か)書(しょ)[一]ヲ意(い)萬(ばん)重(ちょう)。

復(ま)タ恐(おそ)ル匆(そう)匆(そう)説(と)キテ不(ざ)ルヲ[レ]盡(つ)クサ,

行(こう)人(じん)臨(のぞ)[レ]ンデ發(はっ)スルニ又(また)開(ひら)ク[レ]封(ふう)ヲ。

典籍

唐詩品彙 (明)高棅


唐張司業詩集 《四部叢刊初編》 景上海涵芬樓藏明刊本

参考資料

  • 公益社団法人 関西吟詩文化協会 www.kangin.or.jp
  • 唐張司業詩集 《四部叢刊初編》 景上海涵芬樓藏明刊本 (中国語) ctext.org
  • 唐詩品彙 (明)高棅 (中国語) ctext.org

  1. 「帰書」ともする。 ↩︎