四時田園雜興(其三十一)

書き下し文

昼は 出でて 田を耘がやし 夜は麻を績ぐ

村荘の兒女 各 家に当たる

童孫 未だ解せず 耕織に供するを

也た 桑陰に傍いて 瓜を種うるを学ぶ

訓読文

四(し)時(じ)田(でん)園(えん)雜(ざっ)興(きょう)

其(そ)ノ三十一

范(はん)成(せい)大(だい)

晝(ひる)ハ出(い)デテ耘(たがや)ガヤシ[レ]田(た)ヲ夜(よる)ハ績(つむ)グ[レ]麻(あさ)ヲ。

村(そん)莊(そう)ノ兒(じ)女(じょ)各(おのおの)當(あた)ル[レ]家(いえ)ニ。

童(どう)孫(そん)未(いま)ダ解(かい)セズ供(きょう)スルヲ[二]耕(こう)織(しょく)ニ[一],

也(ま)タ傍(そ)ヒテ[二]桑(そう)陰(いん)[一]ニ學(まな)ブ[二]種(う)ウルヲ[レ]瓜(うり)ヲ[一]。

典籍

石湖居士詩集

参考資料