書き下し文

折戟、沙に沈んで、鉄、未だ1銷せず、

自ずから磨洗を将つて、前朝を認む。

東風、周郎の与に便せずんば、

銅雀、春、深くして二喬を鎖さん

訓読文

赤(せき)壁(へき)

杜(と)牧(ぼく)

折(せつ)戟(げき)沈(しず)ンデ[レ]沙(すな)ニ鉄(てつ)未(いま)ダ銷(しょう)セズ,

自(おの)ズカラ將(も)ッテ[二]磨(ま)洗(せん)[一]ヲ認(みと)[二]ム前(ぜん)朝(ちょう)[一]ヲ。

東(とう)風(ふう)不(ず)ンバ[四]与(ため)ニ[二]周(しゅう)郎(ろう)[一]ノ便(べん)[三]セ,

銅(どう)雀(じゃく)春(はる)深(ふか)クシテ鎖(とざ)サン[二]二(に)喬(きょう)ヲ[一]。

典籍

樊川詩集 (清)吳錫麒

参考資料


  1. 「半銷」ともする。 ↩︎