涼州詞

書き下し文

黄河、遠く上る1、白雲の間

一片の孤城、万仞の山

羌笛何ぞ須いん、楊柳を怨むを

春光2度らず、玉門関

訓読文

涼(りょう)州(しゅう)詞(し)

王(おう)之(し)渙(かん)

黄(こう)河(が)遠(とお)ク上(のぼ)ル白(はく)雲(うん)ノ間(かん),

一(いっ)片(ぺん)ノ孤(こ)城(じょう)萬(ばん)仞(じん)ノ山(ざん)。

羌(きょう)笛(てき)何(なん)ゾ須(もち)イン怨(うら)ムヲ[二]楊(よう)柳(りゅう)ヲ[一],

春(しゅん)光(こう)不(ず)[レ]度(わた)ラ玉(ぎょく)門(もん)關(かん)。

典籍

唐詩選 (明)李攀龍


文苑英華 (遼)李昉、(遼)宋白、塗澤民


唐詩選 (清)王闓運

参考資料

  • 公益社団法人 関西吟詩文化協会 www.kangin.or.jp
  • 唐詩選 (明)李攀龍 (中国語) ctext.org
  • 文苑英華 (遼)李昉、(遼)宋白、塗澤民 (中国語) ctext.org
  • 唐詩選 (清)王闓運 (中国語) ctext.org

  1. 「黄砂、直に上る」ともする。 ↩︎

  2. 「春風」ともする。 ↩︎