書き下し文
日は香炉を照らし紫煙生ず
遥かに看る、瀑布の長川1に挂くるを
飛流 直下 三千尺
疑うらくは是れ、銀河の九天2より落つるかと
訓読文
望(のぞ)ム[二]廬(ろ)山(ざん)ノ瀑(ばく)布(ふ)ヲ[一]
李(り)白(はく)
日(ひ)ハ照(てら)シテ[二]香(こう)爐(ろ)ヲ[一]生(しょう)ズ[二]紫(し)烟(えん)ヲ[一],
遙(はる)カニ看(み)ル瀑(ばく)布(ふ)ノ挂(か)クルヲ[二]長(ちょう)川(せん)ニ[一]。
飛(ひ)流(りゅう)直(ちゃっ)下(か)三(さん)千(ぜん)尺(じゃく),
疑(うたが)フラクハ是(こ)レ銀(ぎん)河(が)ノ落(お)ツルカト[二]九(きゅう)天(てん)ヨリ[一]。
典籍
李太白文集 (清)王琦琢輯註
参考資料
- 漢詩を読む 宇野直人 平凡社
- 公益社団法人 関西吟詩文化協会 www.kangin.or.jp
- 李太白文集 (清)王琦琢輯註(中国語) ctext.org