漢詩

訓読文、書き下し文、典籍

憤りを書す

書き下し文

早歳那ぞ知らん 世事の艱きを

中原北望して 氣 山の如し

樓船夜雪 瓜洲の渡

鐵馬秋風 大散關

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2024/09/13
臨安に春雨初めて霽る

書き下し文

世味 年來 薄きこと紗に似たり

誰か馬に騎って京華に客たらしむる

小樓 一夜 春雨を聽く

深巷 明朝 杏花を賣る

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2024/09/13
山西の村に遊ぶ(遊山西村)

書き下し文

笑う莫かれ、農家、臘酒の渾れるを、

豊年、客を留むるに、鶏豚足る。

山重、水複、路無きかと疑う、

柳暗、花明、又一村。

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2024/09/13
病より起き懷を書す(病起書懷)

書き下し文

病骨、支離として、紗帽、寬く、

孤臣、萬里、江干に客す。

位、卑しけれど、未だ敢て、憂國を忘れず、

事、定まれど、猶お須らく、棺を、闔するを待つべし。

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2024/09/13
十一月四日風雨大しきときの作

書き下し文

孤村に僵れ臥すも、自ら哀しとせず、

尚も思う、國の爲、輪臺を戍らんと。

夜、闌け臥して聽く、風、雨に吹くを、

鐵馬、冰河、夢に入り來たる。

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2024/09/13
児に示す

書き下し文

死去すれば元知る 万事空しと

但、悲しむ 九州の 同じきを見ざるを

王師北のかた 中原を定むるの日

家祭忘るる無かれ 乃翁に告ぐるを

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2024/09/13
鵝を詠ず

書き下し文

鵝、鵝、鵝、

曲項1、天に向って歌う。

白毛、綠水に浮き、

紅掌、清波を撥く。

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2024/09/13
幽州の台に登る歌(登幽州台歌)

書き下し文

前に古人を見ず

後に来者を見ず

天地の悠悠たるを念い

独り愴然として 涕下る

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2024/09/13

書き下し文

綏を垂して、淸露を飮み、

響を流して、疏桐より出だす。

高きに居せば、声、自ら遠けれども、

是れ、秋風に借りたるに非ず。

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2024/09/13
滕王閣

書き下し文

滕王の高閣 江渚に臨み

佩玉鳴鑾 歌舞罷む

畫棟朝に飛ぶ 南浦の雲

朱簾1暮に捲く 西山の雨

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2024/09/13