漢詩

訓読文、書き下し文、典籍

豐樂亭遊春

書き下し文

紅樹、青山、日、斜めならんと欲す、

長郊の草色、緑、涯無し

遊人は管せず、春の将に老いん1とするを

亭前に来往して2落花を踏む

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2024/09/13
湖陰先生の壁に書す

書き下し文

茆簷、長く掃いて、静かにして苔無し、

花木、畦を成して、手自ら栽う。

一水、田を護って、緑を将って繞り、

両山、闥を排して、青を送り来る。

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2024/09/13
船を瓜洲に泊す(泊船瓜洲)

書き下し文

京口瓜洲、一水の間、

鍾山、祗だ隔つ、数重の山。

春風は自ら1、江南の岸を緑にす、

明月は何れの時か我の還るを照らさん。

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2024/09/13
飛來峰に登る

書き下し文

飛來山上、千尋の塔、

聞説く、雞鳴、日の升るを見ると。

畏れず、浮雲の望眼を遮るを,

自ら、身、最高層に在るに縁る。

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2024/09/13
元日

書き下し文

爆竹声中、一歳除す、

春風1、暖を送って、屠蘇に入る。

千門万戸、曈曈の日、

総て新桃を把って2、旧符に換う。

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2024/09/13
六月二十七日望湖楼に酔って書す

書き下し文

黒雲 墨を翻して 未だ山を遮らず

白雨 珠を跳らして 乱れて船に入る

地を捲くの風は来りて 忽ち吹き散ず

望湖楼下 水天の如し

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2024/09/13
劉景文に贈る

書き下し文

荷は尽きて、已に雨を擎ぐるの蓋無く、

菊は残えて、猶お霜に傲るの枝有り。

一年の好景1、君、須らく記すべし、

最も是れ2、橙は黄に、橘は緑なる時。

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2024/09/13
惠崇の春江曉景

書き下し文

惠崇の春江曉景1

竹外の桃花、三両枝、

春江、水暖かにして、鴨、先ず知しる。

蔞蒿は地に満ち、蘆芽は短し、

正に是れ、河豚の上らんと欲する時。

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2024/09/13
西林の壁に題す(題西林壁)

書き下し文

横より看れば嶺を成し、側よりは峰と成る。

遠近、高低、一も同じきは無し1

廬山の真面目を識らざるは、

只、身の此の山中に在るに縁る。

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2024/09/13
湖上に飲す、初めは晴れ後に雨ふる(飲湖上初晴後雨)

書き下し文

水光 瀲灧として 晴れて方に好し

山色 空濛として 雨も亦た奇なり

西湖を把って西子に比せんと欲すれば

淡粧 濃抹 総べて相宜し

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2024/09/13