漢詩

訓読文、書き下し文、典籍

春夜

書き下し文

春宵一刻、直千金

花に清香有り、月に陰有り

歌管楼台、声細細

鞦韆院落、夜沈沈

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2024/10/09
飲酒(其五)

書き下し文

盧を結びて人境にあり

而も車馬の喧しき無し

君に問う何ぞ能く1爾ると

心遠ければ地自ずから偏なり

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2024/09/14
己亥雜詩(其一百二十五)

書き下し文

九州の生氣は、風雷を恃み、

萬馬、齊しく喑ずるは、可哀を究む。

我は勸む、天公、重ねて抖擻し、

一格に拘らずに、人材を降されんことを。

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2024/09/14
竹石

書き下し文

青山に、咬み定めて、放鬆せず,

根を立たせるは、原より、破岩の中に在り。

千磨萬撃すれども、還お、堅勁にして,

爾の東西南北の風に任す。

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2024/09/14
舟夜見る所を書す(舟夜書所見)

書き下し文

月黒くして、漁燈を見る

孤光、一点の蛍

微微として、風は浪を簇め

散りて作す、満河の星  

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2024/09/14
四時田園雜興(其三十一)

書き下し文

昼は 出でて 田を耘がやし 夜は麻を績ぐ

村荘の兒女 各 家に当たる

童孫 未だ解せず 耕織に供するを

也た 桑陰に傍いて 瓜を種うるを学ぶ

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2024/09/14
山園小梅

書き下し文

衆芳搖落して 獨り暄妍

風情を占め盡くして 小園に向こう

疎影横斜 水清淺

暗香浮動 月黄昏

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2024/09/14
夏日絶句・烏江

書き下し文

生きて、当に、人傑と作り1

死して、亦、鬼雄と為る1べし。

至今、思ふ、項羽の、

江東過たるを肯せんせざるを。

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2024/09/14
零丁洋を過ぐ

書き下し文

辛苦遭逢 一經より起こる

干戈落落たり 四周星

山河破碎1 風絮を抛ち2

身世飄揺3 雨萍を打つ

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2024/09/13
遊園せんとして値えず(遊園不値)

書き下し文

應に憐むべし1、屐齒の蒼苔に印するを,

柴扉2を小扣3すれども、久しく4開かず。

春色、園に滿って、關すれども住せず,

一枝の紅杏、牆より出で來る。

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2024/09/13