書き下し文
独り異郷に在りて、異客と為る
佳節に逢ふ毎に、倍親を思ふ
遥かに知る兄弟、高きに登る処
遍く茱萸を挿して、一人を少くを
訓読文
九(く)月(がつ)九(ここの)日(か)憶(おも)フ[二]山(さん)東(とう)ノ兄(けい)弟(てい)[一]ヲ
王(おう)維(い)
獨(ひと)リ在(あ)[二]リテ異(い)郷(きょう)[一]ニ為[二](な)ル異(い)客[一](きゃく)ト,
毎(ごと)[レ]ニ逢(あ)フ[二]佳(か)節(せつ)[一]ニ倍(ばい)思(おも)[レ]フ親(しん)ヲ。
遥(はる)カニ知(し)ル兄(けい)弟(てい)登(のぼ)ル[レ]高(たか)キニ處(ところ),
遍(あまね)ク挿(さ)[二]シテ茱(しゅ)萸(ゆ)[一]ヲ少(か)[二]クヲ一(ひと)人(り)[一]ヲ。
典籍
類箋唐王右丞詩集 (宋)劉辰翁
参考資料
- くらすらん - 国語(古文・漢文・現代文)と語学の関連情報・関連書籍を紹介するブログ nbataro.blog.fc2.com
- 類箋唐王右丞詩集 (宋)劉辰翁(中国語) ctext.org