書き下し文
岐王の宅裏、尋常に見、
崔九の堂前、幾度か聞く。
正に是れ1、江南の好風景
落花の時節、又、君に逢ふ
訓読文
江(こう)南(なん)ニテ逢(あ)フ[二]李(り)龜(き)年(ねん)ニ[一]
杜(と)甫(ほ)
岐(ぎ)王(おう)ノ宅(たく)裏(り)尋(じん)常(じょう)ニ見(み),
崔(さい)九(きゅう)ノ堂(どう)前(ぜん)幾(いく)度(たび)カ聞(き)ク。
正(まさ)ニ是(こ)レ江(こう)南(なん)ノ好(こう)風(ふう)景(けい),
落(らっ)花(か)ノ時(じ)節(せつ)又(また)逢(あ)フ[レ]君(きみ)ニ。
典籍
杜工部詩集 - (明)朱鶴齡
参考資料
- 漢詩を読む 宇野直人 平凡社
- 杜工部詩集 - (明)朱鶴齡(中国語) ctext.org
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「正に値する」ともする。 ↩︎