江南の春

書き下し文

千里1、鶯、啼いて、緑、紅に映ず

水村、山郭、酒旗の風

南朝、四百八十寺

多少の楼台、煙雨の中

訓読文

江(こう)南(なん)ノ春(はる)

杜(と)牧(ぼく)

千(せん)里(り)鶯(うぐいす)啼(な)キテ緑(みどり)映(えい)ズ[レ]紅(くれない)ニ,

水(すい)村(そん)山(さん)郭(かく)酒(しゅ)旗(き)ノ風(かぜ),

南(なん)朝(ちょう)四(し)百(ひゃく)八(はち)十(じゅう)寺(じ),

多(た)少(しょう)ノ樓(ろう)臺(だい)煙(えん)雨(う)ノ中(うち)。

典籍

樊川詩集 (清)吳錫麒

参考資料

  • くらすらん - 国語(古文・漢文・現代文)と語学の関連情報・関連書籍を紹介するブログ nbataro.blog.fc2.com
  • 船橋市役所こどもホームページ|漢文・漢詩 www.city.funabashi.lg.jp
  • 樊川詩集 (清)吳錫麒(中国語) ctext.org

  1. 「十里」ともする。 ↩︎