書き下し文
黄四娘の家、花、蹊に満ち、
千朶、万朶、枝を圧して低る。
留連せる戯蝶は、時々に舞い、
自在の嬌鴬は、恰々として啼く。
訓読文
江(こう)畔(はん)獨(どっ)歩(ぱ)尋(たず)ヌ[レ]花(はな)ヲ,
杜(と)甫(ほ)
黄(こう)四(し)娘(じょう)ノ家(いえ)花(はな)滿(み)チ[レ]蹊(けい)ニ,
千(せん)朶(だ)萬(ばん)朶(だ)壓(あっ)シテ[レ]枝(えだ)ヲ低(た)ル。
留(りゅう)連(れん)セル戯(ぎ)蝶(ちょう)ハ時(とき)時(どき)ニ舞(ま)イ,
自(じ)在(ざい)ノ嬌(きょう)鶯(おう)ハ恰(きょう)恰(きょう)トシテ啼(な)ク。
典籍
杜工部詩集 - (明)朱鶴齡
参考資料
- 和のお稽古、吟詠萠洲流 hatenaisya.blog.fc2.com
- 杜工部詩集 - (明)朱鶴齡(中国語) ctext.org