湖上に飲す、初めは晴れ後に雨ふる(飲湖上初晴後雨)

書き下し文

水光 瀲灧として 晴れて方に好し

山色 空濛として 雨も亦た奇なり

西湖を把って西子に比せんと欲すれば

淡粧 濃抹 総べて相宜し

訓読文

飲(いん)ス[二]湖(こ)上(じょう)ニ[一]初(はじ)メハ晴(は)レ後(のち)ニ雨(あめ)フル

蘇(そ)軾(しょく)

水(すい)光(こう)瀲(れん)灧(えん)トシテ晴(は)レテ方(まさ)ニ好(よ)シ,

山(さん)色(しょく)空(くう)濛(もう)トシテ雨(あめ)モ亦(ま)タ奇(き)ナリ。

欲(ほっ)スレバ[五]把(と)リテ[二]西(せい)湖(こ)ヲ[一]比(ひ)セント[四]西(せい)子(し)ニ[三],

淡(たん)粧(しょう)濃(のう)抹(まつ)總(す)ベテ相(あい)宜(よろ)シ。

典籍

東坡先生詩集註

参考資料