独り敬亭山に坐す(独坐敬亭山)

書き下し文

衆鳥、高く飛んで尽き、

孤雲、独り去って閑なり、

相看て両つながら、厭わざるは

只だ敬亭山有るのみ。

訓読文

獨(ひと)リ坐(ざ)[二]ス敬(けい)亭(てい)山(ざん)[一]ニ

李(り)白(はく)

衆(しゅう)鳥(ちょう)高(たか)ク飛(と)ビテ盡(つ)キ,

孤(こ)雲(うん)獨(ひと)リ去(さ)ツテ閑(かん)ナリ。

相(あい)看(み)テ兩(ふた)ツナガラ不(ざ)[レ]ルハ厭(いと)ハ,

只(た)ダ有(あ)[二]ルノミ敬(けい)亭(てい)山(ざん)[一]。

典籍

李太白文集 (清)王琦琢輯註

参考資料

  • くらすらん - 国語(古文・漢文・現代文)と語学の関連情報・関連書籍を紹介するブログ nbataro.blog.fc2.com
  • 李太白文集 (清)王琦琢輯註(中国語) ctext.org