児に示す

書き下し文

死去すれば元知る 万事空しと

但、悲しむ 九州の 同じきを見ざるを

王師北のかた 中原を定むるの日

家祭忘るる無かれ 乃翁に告ぐるを

訓読文

示(しめ)ス[レ]児(じ)ニ

陸(りく)游(ゆう)

死(し)去(きょ)スレバ元(もと)知(し)ル萬(ばん)事(じ)空(むな)シト,

但(ただ)悲(かな)シム不(ざ)ルヲ[レ]見(み)[二]九(きゅう)州(しゅう)ノ同(おな)ジキヲ[一]。

王(おう)師(し)北(きた)ノカタ定(さだ)ムルノ[二]中(ちゅう)原(げん)ヲ[一]日(ひ),

家(か)祭(さい)無(な)カレ[レ]忘(わす)ルル告(つ)グルヲ[二]乃(だい)翁(おう)[一]ニ。

典籍

劍南詩鈔

参考資料