書き下し文
死去すれば元知る 万事空しと
但、悲しむ 九州の 同じきを見ざるを
王師北のかた 中原を定むるの日
家祭忘るる無かれ 乃翁に告ぐるを
訓読文
示(しめ)ス[レ]児(じ)ニ
陸(りく)游(ゆう)
死(し)去(きょ)スレバ元(もと)知(し)ル萬(ばん)事(じ)空(むな)シト,
但(ただ)悲(かな)シム不(ざ)ルヲ[レ]見(み)[二]九(きゅう)州(しゅう)ノ同(おな)ジキヲ[一]。
王(おう)師(し)北(きた)ノカタ定(さだ)ムルノ[二]中(ちゅう)原(げん)ヲ[一]日(ひ),
家(か)祭(さい)無(な)カレ[レ]忘(わす)ルル告(つ)グルヲ[二]乃(だい)翁(おう)[一]ニ。
典籍
劍南詩鈔
参考資料
- 公益社団法人 関西吟詩文化協会 www.kangin.or.jp
- 劍南詩鈔 (中国語) ctext.org