飛來峰に登る

書き下し文

飛來山上、千尋の塔、

聞説く、雞鳴、日の升るを見ると。

畏れず、浮雲の望眼を遮るを,

自ら、身、最高層に在るに縁る。

訓読文

登(のぼ)ル[二]飛(ひ)來(らい)峯(ほう)ニ[一]

王(おう)安(あん)石(せき)

飛(ひ)來(らい)山(さん)上(じょう)[レ]千(せん)尋(ひろ)ノ塔(とう),

聞(きく)説(なら)ク[レ]雞(けい)鳴(めい)見(み)ルト[二]日(ひ)ノ昇(のぼ)ルヲ[一]。

不(ず)[レ]畏(おそ)レ浮(ふ)雲(うん)ノ遮(さえぎ)ルヲ[二]望(ぼう)眼(がん)[一]ヲ,

自(おのずか)ラ縁(よ)ル[三]身(み)在(あ)ルニ[二]最(さい)高(こう)層(そう)ニ[一]。

典籍

王臨川全集

参考資料