鵝を詠ず

書き下し文

鵝、鵝、鵝、

曲項1、天に向って歌う。

白毛、綠水に浮き、

紅掌、清波を撥く。

訓読文

詠(えい)ズ[レ]鵞(が)ヲ

駱(らく)賓(ひん)王(おう)

鵞(が)鵞(が)鵞(が),

曲(きょく)項(こう)天(てん)ニ向(むか)ヒテ歌(うた)フ。

白(はく)毛(もう)浮(う)キ[二]綠(りょく)水(すい)ニ[一],

紅(こう)掌(しょう)撥(か)ク[二]清(せい)波(は)ヲ[一]。

典籍

駱賓王集   《金華叢書》本

参考資料


  1. 「仰面」ともする ↩︎