峨眉山月の歌(峨眉山月歌)

書き下し文

峨眉山月半輪の秋、

影は平羌江水に入りて流る。

夜、清溪を発して、三峽に向かふ1

君を思へども見えず、渝州に下る。

訓読文

峨(が)眉(び)山(さん)月(げつ)ノ歌(うた)

李(り)白(はく)

峨(が)眉(び)山(さん)月(げつ)半(はん)輪(りん)ノ秋(あき),

影(かげ)ハ入(い)[二]リテ平(へい)羌(きょう)江(こう)水(すい)[一]ニ流(なが)ル。

夜(よる)發(は)[二]シテ清(せい)溪(けい)[一]ヲ向(む)[二]カフ三(さん)峽(きょう)[一]ニ,

思(おも)[レ]ヘドモ君(きみ)ヲ不(ず)[レ]見(み)エ下(くだ)[二]ル渝(ゆ)州(しゅう)[一]ニ。

典籍

李太白文集 (清)王琦琢輯註

参考資料

  • くらすらん - 国語(古文・漢文・現代文)と語学の関連情報・関連書籍を紹介するブログ nbataro.blog.fc2.com
  • 李太白文集 (清)王琦琢輯註(中国語) ctext.org

  1. 「向かう」と読む。 ↩︎