惠崇の春江曉景

書き下し文

惠崇の春江曉景1

竹外の桃花、三両枝、

春江、水暖かにして、鴨、先ず知しる。

蔞蒿は地に満ち、蘆芽は短し、

正に是れ、河豚の上らんと欲する時。

訓読文

惠(えん)崇(そう)ノ春(しゅん)江(こう)曉(ぎょう)景(けい)

蘇(そ)軾(しょく)

竹(ちく)外(がい)ノ桃(とう)花(か)三(さん)兩(りょう)枝(し),

春(しゅん)江(こう)水(みず)暖(あたた)カニシテ鴨(かも)先(ま)ズ知(し)ル。

蔞(ろう)蒿(こう)ハ滿(み)チ[レ]地(ち)ニ蘆(ろ)芽(が)ハ短(みじか)シ,

正(まさ)ニ是(こ)レ河(ふ)豚(ぐ)ノ欲(ほっ)スル[レ]上(のぼ)ラント時(とき)。

典籍

東坡全集


集註分類東坡先生詩 《四部叢刊初編》

参考資料


  1. 「晩景」ともする。 ↩︎