書き下し文
人間、四月、芳菲尽き
山寺の桃花、始めて盛んに開く
長に恨む、春帰って覓むる処無きを
知らず、転じて此の中に入り来たらんとは
訓読文
大(だい)林(りん)寺(じ)ノ桃(とう)花(か)
白(はく)居(きょ)易(い)
人間(じんかん)四(し)月(がつ)芳(ほう)菲(ひ)盡(つ)キ,
山(さん)寺(じ)ノ桃(とう)花(か)始(はじ)メテ盛(さかん)ニ開(ひら)ク。
長(つね)ニ恨(うら)ム春(はる)歸(かえ)ッテ無(な)キヲ[二]覓(もと)ムル處(ところ)[一],
不(ず)[レ]知(し)ラ轉(てん)ジテ入(い)リ[二]此(こ)ノ中(なか)[一]ニ来(きた)ラントハ。
典籍
白氏文集(四部叢刊初編 江南圖書館藏日本活字本)
参考資料
- ティェンタオの自由訳漢詩 blog.goo.ne.jp
- 白氏文集(四部叢刊初編 江南圖書館藏日本活字本)(中国語) ctext.org