張僕射の塞下の曲に和す(和張僕射塞下曲)

書き下し文

月、黒くして、雁の飛ぶこと高く

単于、夜に1遁逃す

軽騎を将って逐わんと欲すれば

大雪、弓刀に満つ

訓読文

和(わ)ス[二]張(ちょう)僕(ぼく)射(や)ノ塞(さい)下(か)ノ曲(きょく)ニ[一]

盧(ろ)綸(りん)

月(つき)黑(くろ)クシテ雁(がん)ノ飛(と)ブコト高(たか)ク,

單(ぜん)于(う)夜(よる)ニ遁(とん)逃(とう)ス。

欲(ほっ)スレバ[下]将(も)ヒテ[二]軽(けい)騎(き)ヲ[一]逐(お)ワント[上],

大(たい)雪(せつ)満(み)ツ[二]弓(きゅう)刀(とう)ニ[一]。

典籍

唐盧戶部詩集


唐詩選 (明)李攀龍

参考資料


  1. 「遠く」ともする。 ↩︎