書き下し文
牆角、数枝の梅、
寒を凌いで、独り自ら開く。
遙かに知る、是れ雪ならずと、
暗香の来たる有るが為なり。
訓読文
梅(ばい)花(か)
王(おう)安(あん)石(せき)
牆(しょう)角(かく)数(すう)枝(し)ノ梅(うめ),
凌(しの)ギテ[レ]寒(かん)ヲ獨(ひと)リ自(みずか)ラ開(ひら)ク。
遙(はるか)ニ知(し)ル不(ず)[二]ト是(こ)レ雪(ゆき)[一]ナラ,
為(ため)[レ]ナリ有(あ)[二]ルガ暗(あん)香(こう)ノ来(き)[一]タル。
典籍
王安石全集
参考資料
- 冬の漢詩「梅花」 宋 王安石mc-mc.co.jp
- 梅が登場する有名な漢詩 4選 oshiete-kanbun.com
- 王安石 taweb.aichi-u.ac.jp
- 王安石全集 ctext.org